可動式上屋・開閉式屋根のメリット

プール期間延長と年間利用

様々な理由で上屋が求められる屋外プール

様々な理由で上屋が
求められる屋外プール

冷水・屋外プールでは梅雨や低温日等の気象条件により利用日数・時間が限られます。
上屋を設置する事で自然環境の影響は受けにくくなりますが、鋼板葺き(一部トップライト)の場合は温水化が必須になります。
ガラストップライトにより太陽光を取り入れる場合は、季節や採光面積により暑過ぎたり寒過ぎたりしますので、水温昇温の補助熱源や空調設備等が必要になる場合があります。

室温・水温をコントロールする可動式上屋

室温・水温をコントロールする可動式上屋

プール室内環境を調整する方法として、壁面(外または内倒し窓)換気や給・排気扇による方法が取られる事があります。また屋根形状を段違い切り妻にして、サイドライト換気や通常の切妻頂部に腰屋根を設けて換気する方法等が取られる場合もありますが、真夏日の昼間は室温が40度を超えるのは珍しくなく、50度近くにもなります。同様に水温も35度前後になります。そのうえプールですので湿度も高く室内環境はかなりハードな状態になります。
室内プールと屋外プールの両面性を持つ可動式上屋は、天候に応じて開ければ風が吹き抜ける屋外プールに近く、更にはプールサイドに日陰もできます。
春や秋は閉めて使えば温室効果が期待でき、曇りや強風時でも快適性を保ち大幅なシーズン延長が図れます。

屋外プールの約2倍の期間延長

屋外プールの約2倍の期間延長

屋外水泳プールの使用期間は、一般的に6月下旬から9月初旬までの約80日間です。しかし梅雨期にあたるため実質利用日数は2/3程度となります。
可動式上屋は自然エネルギーの太陽光を室内に取り入れることで、5月初旬から10月まで大幅な期間延長が図れます。
屋外プールの約2倍の期間延長が可能となりますので、施設利用の効率化や計画性ある運営を実現できます。

温水プールとの併用でさらに省エネ

温水プールとの併用でさらに省エネ

可動式上屋と温水プールの組み合わせで、更に利用効率がアップします。春から秋は太陽の自然エネルギーを効率的に取り入れ、複層ガラス仕様により、断熱性を持たせます。