導入・施工の流れFLOW
地中熱ヒートポンプシステム
導入までの流れ
角藤は、実施工を考慮し、最適な地中熱ヒートポンプシステムの企画~設計~施工まで、一貫した体制で対応いたします。
STEP01
企画
- 建築概要確認
- お施主様ニーズの確認
- 地中熱ヒートポンプシステムご説明
- 採択を目指す補助金の検討
- 地中熱を利用した冷暖房・融雪設備の検討
お客様のニーズに合わせて「地中熱ヒートポンプシステム」による最適な省エネルギーシステムをご提案します。
STEP02
基本計画
- 空調負荷(概要)計算
- 空調システム代替案の作成と決定
- 地中熱ヒートポンプの設定
- 地中熱交換器のタイプ・サイズ決定
建築・構造・設備において、省エネ性・環境性・経済性、それぞれの角度から総合的に地中熱ヒートポンプシステムの検討を行います。
STEP03
基本設計
- 空調負荷詳細計算
- 熱源機器など基本計画の再チェック
- 配管・ダクトルートなどスペース計算
- 空調機器類の決定
- 地中熱交換器の詳細設計
- サーマルレスポンステストの実施
サーマルレスポンステスト(TRT)とは
熱応答試験(TRT)は、地中熱ヒートポンプシステムの設計において必要となる地盤の見かけの有効熱伝導率(λ)と地中熱交換器の熱抵抗(R)を求めるために行う試験です。
試験によって求めた有効熱伝導率(λ)と地中熱交換器の熱抵抗(R)は地中熱交換器の本数・長さを決定するためのデータとして利用します。
改正省エネルギー法、温暖化対策法、各自治体の地球温暖化対策条例への対応及び各種補助金申請支援も含めた、お客様の事業展開をサポートします。
STEP04
実施設計
- 建築確認図の作成
- 省エネ法に基づく作成
- 実施設計図の作成
- 特記仕様書
- 系統図
- 平面図
- 機器表
- 補助金申請
設備設計の詳細条件に合わせて、最適な機器選定、回路検討にご協力します。
STEP05
施工
詳細は施工の流れをご確認ください。
完成・お引き渡し
試運転による様々なデータ収集整理と分析を行ったうえでお引き渡しをさせていただきます。
メンテナンス
主に年2回冷暖房切り替え時期に地中熱システムの保守点検を行います。ご要望に応じて、お客様の快適な室内環境構築にご協力します。
地中熱ヒートポンプシステム
施工の流れ
STEP01
ボーリングマシン据付
主に、振動と回転で掘削を行うソニックドリルを使用します。ソニックドリルは垂直掘進の安定性に優れ、地盤状況によって削孔径を変更することができます。
STEP02
ボアホール削孔
主に回転振動式掘削工法にて掘削します。掘削流体をビット先から噴出し、ロッドと孔壁間の間隙部より地上に掘くずを排出します。
STEP03
削孔深度確認
1本3mのケーシング管を所定の深さまでつなぎ削孔を完了します。その後ケーシング管内に検尺ロープを挿入し、削孔深度の確認を行います。
STEP04
地中熱交換器の挿入
削孔深度確認後、挿入器具に設置した地中熱交換器をケーシング管内に挿入します。地中熱交換器の浮力と管内の泥水比重を考慮して先端には挿入用ウエイトを取り付けます。
STEP05
硅砂充填
挿入が完了した地中熱交換器と孔壁との間隙部を硅砂にて充填します。硅砂は透水性が高く、角が取れ粒径の揃った物を使用します。
STEP06
ケーシングロッド抜管
地中熱交換器挿入後、硅砂の充填とケーシングロッドの抜管を行います。先端のビットを引き抜くことで抜管を完了します。
STEP07
耐圧試験
硅砂の充填、ケーシング管の抜管完了後水圧試験を実施します。施工したすべての地中熱交換器を対象に行います。
※メーカー推奨方法にて実施