近年では災害時の水利用としても学校プールが注目されています。
プールの水を飲み水にまでできる緊急給水システムの導入で、災害時において飲料水やトイレ及び洗濯水にも使えます。
学校プールソリューション
小中一貫教育の取組が全国的に進められているいま、学校プールもまた、小中一貫校・一体校計画においては重要な施設です。
角藤では教育現場それぞれに最適なプールの可動式上屋のご提供で皆さまのニーズにお応えしています。
小中一貫校・一体校を計画する際にプールはいくつかの選択肢があります。
小中学生が共に利用するプールが、1つの解決方法になります
一貫校、一体校のプールを共有することで、プールを利用するための授業時間の確保が難しくなります。
なぜなら、1つのプールに対して、利用する児童・生徒の人数が多くなるためです。
予定の授業時間をスムーズに進めるために、いかに天候に左右されにくいプールを作るかが課題になります。
角藤の可動式上屋を導入すると、温室効果により5月初旬から10月まで大幅な期間延長が図れます。
また、屋根を開閉することで天候に左右されることなく授業を実施できます。
角藤ではこれまでの実績を活かし、水泳プールへの開閉式上屋の導入効果を様々な角度から分析した結果、全国各地の導入シミュレーションが可能となりました。
角藤可動建築部がご提案する解決方法
プールを共有にすると小学生・中学生それぞれの身体成長レベルに合わせた水位調整が課題になります。
中学生が力いっぱい泳げるプールと、小学生低学年が楽しく安全に水泳の授業を受けられるプールの両立を考える必要があります。
角藤では可動式上屋のみの施工となりますが、これまでのプール上屋の実績から、水位調整方法の例をご紹介することができます。
水位調整には以下の方法があります。
1 可動床による水位調整
2 水の出し入れタンクによる水位調整
3 プールフロア(デッキ材)による調整
角藤可動建築部がご提案する解決方法
一貫校・一体校のみならず、学校プールは設置場所が難しい場合もあります。
プール用地の確保が困難で、屋上にプールを建設するケースがあります。その場合、強風対策、寒さ対策、暑さ対策などの課題が生まれます。
上屋をつけることで、屋上の強風や寒さから子どもたちを守ることができますが、室温・水温上昇が課題になります。そこで、屋根を大きく開閉することで、内外温度差を一気に解消することができます。
また、角藤可動建築部は調査・提案・設計・施工までの一貫責任施工体制で、高い品質の可動式上屋をご提案します。
角藤可動建築部がご提案する解決方法
学校プールは地域によって寒さ対策・強風対策といった課題があります。
冷水プールの寒冷地対策から生まれた可動式上屋は、周囲の環境や気候からプールを守ることに適しています。
寒さや強風からプールを守る場合、固定上屋では熱気がこもり、熱中症のリスクや冷房コスト増などの課題が生じます。
角藤はすべてオーダーメイドで設計していますので、それぞれの地域の気候や環境の差に最適な上屋をご提案いたします。
角藤可動建築部がご提案する解決方法
近年では災害時の水利用としても学校プールが注目されています。
プールの水を飲み水にまでできる緊急給水システムの導入で、災害時において飲料水やトイレ及び洗濯水にも使えます。
荏原平塚学園(角藤実績) 全天候・全学年対応型プール
校舎最上階の6 階に設置したプール(7、8)は、全天候に対応できるよう開閉屋根式を採用し、5月~10月の授業に対応している。また、水位調整のバランスタンクの代わりに小プール(9)を設置し、低学年が使用。
文科省「小中一貫教育推進のための学校施設部会(第7回)配付資料」より
『小学校及び中学校施設整備指針の改訂等について 第2編 学校施設整備指針の改訂について(小学校編)(中学校編)』より抜粋
「利用期間の延長や見学者等のため、プールに上屋を設けることも有効である。特に、寒冷地や屋上型の水泳プールについては、保温効果をあげる観点からも有効である。」